この「善知鳥(うとう)」は、「阿漕」「鵜飼」と共に「三卑賤」と呼ばれ、卑しい者を描いた能とされていますが、親子の深い情愛を隠れたテーマとする曲です。 うとうは、中型の海鳥で非常に親子の情愛が深い保護鳥。 古代人は、うとうが天空の神々より与えられた神意を地上の世界に使わし、人々を善へ導く聖なるものと考え、神使の象徴として「善知鳥」の字を充てた。 (青森市安方の善知鳥神社HPより)